女郎小屋ノ頭

夏山に向けての体力と精神力の鍛錬に丹沢屈指の難関ルートと言わているらしいドーカク尾根で、かながわ百名山の女郎小屋ノ頭〜同角ノ頭と丹沢の深山をソロで歩いてきました。

早朝に登山口に行くのもさほど難儀ではない丹沢土着民の地の利を生かして?(でも早起きはニガテ)、玄倉駐車場まで向かい山行開始です。

小川谷出合まで舗装路を歩いて尾根に取り付きますが河原付近にはヤマビルが数匹出現して「この時期に西丹沢でもう!?」と驚きました(塩は持ってきていたので駆除)。

小川谷出合ではアナグマくんがお出迎え
ドーカク尾根のスタート

しばらくは作業径路を歩き芋ノ沢ノ頭まで登ります。

しばらくはルンルン歩きのトレイル
芋ノ沢ノ頭。山頂標識はここだけでした
サクラは終わりかけてたが、ツツジはよく咲いていました

その先には大タギリ。切れ込んだV字型地形は本山行の核心です。

白ザレピークでひと休み
持参ロープで懸垂下降しました
登り返しにて。写真下の白い場所がコルで下降してきたルートに続く

ここからはピークと切れ込んだコルの連続で女郎小屋ノ頭まで進みます。

女郎小屋ノ頭付近から富士山を望む…が、見えない

東沢乗越を過ぎ、開けて富士山がよく見えるポイントがありました。

有名な?東沢乗越の警告板
きれいに見えるとトクした気分ですね

最後の難関・同角キレット。尾根から谷に降りて通過しますが、脆く滑りやすい地質で大タギリより緊張を強いられました。

横から見ると、”切戸” “窓”と呼ばれるのもよく分かる

あとは難所はなく同角ノ頭まで登るだけだ〜と思っていたら足がつったりしてかなり時間がかかってしまいました。

最後はひたすら登りで身体が悲鳴をあげてました
同角ノ頭。誰もおらず静かな山頂でした

誰でも気軽にと言えるコースではありませんが、そのうち会の提案山行で行ってもよいかもしれませんね。

ルート

合計距離: 21485 m
最高点の標高: 1487 m
最低点の標高: 327 m
累積標高(上り): 2190 m
累積標高(下り): -2199 m
総所要時間: 10:54:03