赤城山

雄大な富士山とその裾野に広がる新緑に包まれた赤城山の最高峰に登り、大展望を楽しむ。

計画書

実施報告

梅雨の季節でもあり、天気予報は、確実に雨が降る予報となっていた。しかし、予報の信頼度がCだったため、天気が良くなる可能性も捨てきれず、レンタカーのキャンセルをぎりぎりまで待ってもらった。その甲斐あってか、予報が好転し、果たして当日の朝は、見事に晴れて、日の光がまぶしかった。

登山口からいきなり始まるガレ場の急登は、登りにくい登山道であったため、間隔が開かないように、できるだけゆっくりと登ることを心がけた。周囲は白樺の木々に囲まれ、ハルゼミとカジカガエルの鳴き声に似たセミ?が盛んに鳴いていた。汗を拭き、ふと立ち止まると、登山道の所々から、大沼を見渡せる見事な展望が広がり、時折吹き上げる初夏の涼風が心地よかった。
黒檜山山頂に到着後、集合写真を撮影し、すぐさま展望の利く見晴スポットに移動した。そこからは、百名山の名を冠した秀峰や、雪をまとった山々も見渡せた。この場所で昼食を摂ることとしたが、日差しが強かったため、日陰を選んで休むことにした。しばらくすると、北西側からガスがかかり、涼しい風が吹き始めたので、少し早めに出発することにした。
駒ケ岳から下山するまでの道は、それほど多くの登山者と出会うことはなく、登山道も歩きやすかった。しかし、駐車場が見えて下山口に近くなると、大きな岩が目立ち始めたため、岩を避けるように下って行くが、踏み跡もあちこちに広がっており、コースがはっきりしていないように感じた。

覚満渕は、初夏のそよ風と新緑に心が洗われるものの、小尾瀬というには、やや期待不足な湿地帯で、生い茂ったクマザサと緑の草紅葉(秋になれば見事な?)が湿地を占拠して、植生の種類に乏しく、やや残念だったが、どこからかカッコウやホトトギスの声が聞かれ、ふと尾瀬を彷彿とさせてくれた。
赤城山は、つつじの宝庫として有名だが、覚満渕にも多くのレンゲツツジが今を盛りと咲き誇り、渕の出入り口付近には、見事な朱色のレンゲツツジの大木があり、皆々歓声とともに盛んにシャッターを切っていた。

ルート

合計距離: 4284 m
最高点の標高: 1826 m
最低点の標高: 1368 m
累積標高(上り): 553 m
累積標高(下り): -521 m
総所要時間: 04:09:26

山行写真