岩木山・八甲田山

本州最北端の百名山2座を紅葉最適期に訪ねる

計画書

岩木山 10/8 

移動日の10/7[金]は、小雨がパラつく天候であったのに対し、山に登った2日間は曇~晴で雨に降られることはなく、更に翌日の青森地方は雨予報となっていた。前後に1日でもずれていたら雨の中を歩くことになっていたことを考えると幸運であった。 岩木山神社からのロングコース設定としたが、焼止りヒュッテを過ぎたころから岩がゴロゴロの沢筋の登りとなり、高度を上げるにつれて斜度もきつくなってきて、特に鳳凰ヒュッテ~山頂の間は急峻で慎重に歩を進める必要があった。
 紅葉は色づき始めたばかりだったし、山頂はガスに覆われていて360度パノラマビューを臨むことはできなかったのは残念であった。それでも8合目駐車場に向けて下山する頃から晴れ渡ってきて、真っ青な空と海のコントラストが鮮やかであった。岩木山スカイラインを下りる頃には白神山地のやまなみや津軽海峡を挟んで北海道を見渡すことができ、タクシーの運転手さんによると「ここまで綺麗に見えることはめったにないので、よしとしてください」とのことであった。

岩木神社
岩木山山頂
8合目から臨む津軽海峡

ルート

合計距離: 7878 m
最高点の標高: 1616 m
最低点の標高: 182 m
累積標高(上り): 1471 m
累積標高(下り): -408 m
総所要時間: 07:25:39

今回の目玉には紅葉と合わせて“酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂”があったが、白濁の気持ちの良い泉質で、湯治客にも人気が高いことがよく伝わってきた。千人風呂は通常では考えられないほどの大きさの浴槽ではあったが、もっと大きなというか広々としたものを想像されていた方が少なからずおられたのではないかと思われる。

八甲田山 10/9

 酸ヶ湯温泉を起点に最もオーソドックスな周回コースを反時計回りに歩く設定とした。これは八甲田大岳から下りてきて”毛無岱”を俯瞰する景色が素晴らしいとのガイドブックやネット情報に基づくものであった。
 往路の仙人岱避難小屋分岐辺りから見上げる八甲田大岳の手前は、紅葉最盛期には真っ赤に染まるはずであった。ネット情報では八甲田山は”見ごろ”になっていたが、色づきはチラホラ程度で、どこが…?とチョット悲しい気持ちになった。
 今回参加されたOKさんは、八甲田山で日本百名山完登を達成されるということでエントリーされていた。八甲田大岳に向かって歩を進めている間はガスに覆われて山頂周辺が見えない状態が続いていたが、山頂に着くころにパッと晴れてナイスビューが広がり、天候も完登をお祝いしてくれているようであった。事前にHMさんが準備されていた横断幕を掲げて記念写真を撮り、みんなでお祝いした。


 下山路では大岳ヒュッテを経て毛無岱に向かうと、まず深く下ることになるが、ここから毛無岱を一望することができる。ここに来てやっと一面に広がる見ごろの紅葉に遭遇することができ、ホッと胸をなでおろした。

ルート

合計距離: 9271 m
最高点の標高: 1582 m
最低点の標高: 887 m
累積標高(上り): 779 m
累積標高(下り): -777 m
総所要時間: 05:36:14

山行写真