カタクリの里・仙元山
3月29日(日)終日陽光まぶしい好天のもと、JR八高線小川町駅を起点/終点にして、13名のメンバが仙元山東山麓下里地区のカタクリの里を訪ね、一斉に開花したカタクリとニリンソウの花々を愛でたのち、仙元山の頂を巡る約10kmのハイキングを楽しんだ。
計画書
実施報告

和紙の町として知られる埼玉県小川町の下里地区仙元山東山麓の雑木林内に自生するカタクリを地元の有志が中心になって保護育成に努めるとともに、その群生地を「カタクリとオオムラサキの林」と「カタクリとニリンソウの里」と命名し、数年前から、小川町が春の観光資源として、PRに力を入れ始めたことを知って、3月末のカタクリの花の最盛期にTTCゆった~り山行として初訪問することにした。
神奈川県央在住のメンバは、町田駅からJR横浜線・八高線を乗り継ぎ、約2時間を要して小川町駅へ。東海道沿線在住のメンバは横浜から東横線・地下鉄・東武東上線直通特急列車を利用して、小川町駅10AM前に集合した。江戸時代創業の由緒ある旅館やうなぎの食事処等の歴史ある建物が点在する町並を約40分歩いて、槻川右岸丘陵地に広がるカタクリ群生地に到着した。
最初に訪問した「カタクリとオオムラサキの林」には、カタクリが群生する雑木林の中に絶滅危惧種の国蝶「オオムラサキ」の飼育舎と展示室があった。この林内には貴重なオオムラサキが生息しており、地元の有志によって、卵を採卵し、飼育舎の中で、幼虫から蝶の羽化まで行って、林内に放蝶する保護活動を続けているという。蝶が羽化する夏に訪問すれば、国蝶オオムラサキが見られるようだ。
次は隣接する曹洞宗の名刹西光寺。この時季、西光寺のシンボル「鐘突堂」に隣接して咲くシダレザクラとのコラボした景観を楽しみに訪れたが、数日前の大雨で、花弁が大分散ってしまっていたのが残念だった。その代わり、境内奥には、ヤマザクラとシダレサクラの大木が数本あり、満開の花が見事だった。また、小さな池には、白い花を数輪咲かせたミズバショウも見られた。さらに境内奥の林の中に、カタクリの群生地がある旨の案内とともに、数人の地元の方が、資料を配ったり、西光寺カタクリ群生地の案内をしていたので、早速見学させてもらった。広大な林の中に、ロ-プを張った遊歩道が設けられ、その周りには、見事な花を咲かせたカタクリが群生していた。NETで調べた小川町観光案内には、西光寺境内にこのようなカタクリの群生地があるとの記載はなかったので、少しびっくりした。この西光寺境内のカタクリ自生地は、ごく最近整備されて、一般公開するようになったと思われる。
そろそろ昼食の時刻に近づいた。槻川に架かる大寺橋を対岸に渡り、至近の「道の駅おがわまち」敷地内の川に面したパラソル付休憩卓の2卓に分かれて30分のランチタイムを楽しんだ。食事後、昨年全面リニュ-アルした道の駅地産直売所の様子を見に行った。店内は大勢の観光客で溢れかえり、レジは長蛇の列。この道の駅の一番人気の「超薄皮アンパン(380円)」を買い求めたいと思っていたメンバは、12時売り出しのアンパンはすでに完売。次回売り出しの午後1時まで待って、長蛇の列に並んで買い求めるのも大変と、やむなく購入をあきらめて、次の目的地に向かった。
槻川の右岸に戻り、アップダウンのある山道を25分辿って、「カタクリとニリンソウの里」へ。最初に出会ったのは、ニリンソウの白花の絨毯。その先に進むと、ニリンソウの絨毯と紫色の花弁を全開したカタクリの群生が競演する疎林の広場。この場所が、カタクリとニリンソウの里の核心部のようだ。ニリンソウは通常、カタクリより、1週間ほど開花が遅いと聞いていたので、カタクリの花の見頃にセットした今回の山行では、ニリンソウの花にはお目にかかれないかと思っていたが、思いがけず、両花の競演が見られたのはラッキ-だった。
仙元山山塊の山裾を時計回りに南に回り込むと、校庭に淡桃色の花を満載した3本のソメイヨシノの大樹が目印の旧下里分校跡が見渡せたが、ここまでくる途中ソメイヨシノの花は、存分に堪能してきたので、この立ち寄り先を割愛し先に進んた。次に、八宮神社社殿への100段強の石段があったが、これを登るのはシンドイと見送り、階段登り口先の「仙元山遊歩道入口」の道標が指示する傾斜が緩い上り坂を約1時間辿って、仙元山見晴らしの丘公園に向かった。山中で確認した道標は1か所のみで、入り組んだ登山道が交錯するこのハイキングコ-スを間違いなく歩くには、途中何度も地形図と睨めっこする必要があった。また、見晴らしの丘公園に続く広い林道に出る直前の山道は、結構な急登で滑りやすい場所が数カ所あり、安全に登りきるのに、メンバの手助けを要した。
広い林道を少し下ると、標高約210mの林道終点に見晴らしの丘公園の木製の3階建ての展望台、長さ203mの滑り台、レストハウス、トイレ等がある「見晴らしの台公園展望台」に到着し、一休みした。
ここから先の行程は、標高298.9mの仙元山頂上を経由して下山する「フルコ-スパーティ」と仙元山頂上を割愛して下山する「短縮コ-スパーティ」を希望するメンバと別行動する計画であった。短縮コ-ス希望メンバ4名を,サポ-トしてもよいと手を挙げてくれた2名を加えた6名のメンバが短縮コ-スを、フルコ-スを選択した7名のメンバが仙元山頂上を経由して下山することになった。
フルコ-スパ-ティ7名は、行動時間を短縮するため、滑り台に沿って登る直登トレ-スから頂上を目指した。正規登山道から仙元山頂上までの標準歩行時間40分のところ、26分で頂上に到着できた。二等三角点のある山頂は、森林で覆われ、かろうじて北側の小川町の家並みが展望できた。下山は、地元の青山石に「庚申塚」の文字を刻んだ大小多数の石碑が並ぶ「百庚申」を経由し、青山天満宮の急な石段を下って、下山口に降り立ち、ゴールの小川駅に3:52PMに到着できた。一方、短縮コ-スパ-ティは下山口で、20分の休憩をとってからゴールに向かったので、小川町駅に到着したのは、4:00PMであった。
13名のメンバによって実施した小川町下里地区カタクリの里と仙元山ハイキングは見事に咲いたカタクリとニリンソウの花々を愛で、フルコ-スパ-ティは歩行時間4:07/行動時間5:54/歩行距離:約9.5km/歩行数:約24000歩、短縮コースパ-ティは歩行時間3:56/行動時間6:02/歩行距離:約8km/歩行数:21000歩の実績をもって終了した。













