吉野山
8km の尾根が 3 万本のヤマザクラの桜花に染まる吉野山と飛鳥の遺跡を巡る
計画書
実施報告
2011年11月に吉野千本桜および飛鳥遺跡を効率的に巡る素晴らしい山行が実施され、いつかはこの内容で行きたいと考えていたが、苦節15年が経過してやっと実現の運びとなった。
ここ数年来、インバウンド旅行者が大幅に増えて、“宿の確保”および最寄駅から蜻蛉の滝までの“移動手段の確保に苦労した。宿に関しては半年以上前から動いたものの、民宿、ホテル、旅館等いずれも満室で途方に暮れる状態であったが、拠点となる橿原神宮前駅の郊外(徒歩20分程度)にユースホステルと民宿を掛け合わせたような格安の宿を見つけることができた。最寄駅からの移動については、タクシの稼ぎ時とのことで全く相手にしてもらえず、やむなく観光バス会社のチャーターバスで何とか凌ぐことができた。
実施に向けてもう一つの難関が天候である。小雨決行のスタンスであったが、1日目は本降りの雨がずっと続く予報で、計画通りであれば吉野山を巡る予定であったため、中止することも頭をよぎった。しかしながら2日目が晴予報であったことから、前述のチャーターバスの日程変更を調整して、「吉野山巡り」と「飛鳥遺跡巡り」を入れ替えて、何とか実施する運びとなった。
1日目の「飛鳥遺跡巡り」は、予報通りほぼ一日中雨の中の歩行となった。レインウェアを着て傘をさして歩いたが、比較的アップダウンの少ない舗装路の歩きは思ったよりは苦にはならず、一部割愛したもののほぼ予定したコースを歩くことができた。史跡巡りと吉野の原風景に触れ、飛鳥時代のロマンにふけることができた。
2日目、「吉野山巡り」は、チャーターバスで、蜻蛉の滝の駐車場に到着。満開の枝垂桜に迎えられてスタートとなった。


吉野山は下千本→中千本→上千本→奥千本と見どころが4つのエリアに分かれており、標高が上がるにつれて桜の開花時期が移っていく。今回は例年の開花情報から上千本が満開になるタイミングで日程設定したが、実際には奥千本が満開の時期になった。シロヤマザクラを中心に約3万本、200種類の桜があると言われており、既にチリゾメとなっていた下千本、中千本でも種類の違う桜が出迎えてくれ、それぞれに楽しむことができた。
吉野山の桜は信仰の対象として長年守られている。特に奥千本辺りでは杉の木が大々的に伐採された後に植樹された若木のヤマザクラが多くみられ、「10~15年後に来れば、もっとすごい桜に出会えるよね…」とコメントされている方がおられた。吉野千本桜と飛鳥遺跡巡りが2日間にコンパクトに凝縮された内容は、次世代の方にも大いにお薦めしたく、その場合には地球温暖化の影響も考慮して、もっと早い時期で3月下旬~4月上旬頃に設定されるのがよいように思われる。









