2020年度(令和2年度) 活動方針

2020.3.14 丹沢トレッキングクラブ

1.基本方針

  1. 安全で楽しい山行をモットーとし、安全登山を最優先とする諸活動を展開する。
  2. メンバーの絆と融和を大切にし、会の運営は世話人を中心にして、互助の精神をもって行う。
  3. メンバーの幅広いニーズを積極的に収集し、可能な限り実活動に反映するように努める。
  4. 近郊のハイキングから高山の宿泊山行まで幅広い山行活動を実施する。
  5. 創設 24 年目を迎えたTTCの永続的な発展のため、シニアメンバーからの引継ぎを確実に行い、さらに計画的に人材を育成する。

2.具体的方針

  1. 『定例山行』は基本的に全員参加可能なレベルの行程(★★以下)として計画するのに対し、『提案山行はメンバーの多様なニーズに沿う場所、時期、内容となるよう計画する。またシニアメンバーの要望にスポットを当てた『ゆった〜り山行』の計画を含め、全体として里山ハイキングから比較的高い技術を要する山行まで幅広い山行活動を実施する。
  2. ゆった〜り山行も含めてほとんどの山行を週末の土日あるいは祝祭日を絡めて設定する予定であり、少なくとも日程的には全ての世代が参加しやすい条件づくりを行なうと共に、個々の山行計画においてもできるだけ多くの層が参加しやすい計画内容となるように意識して進めていく。今年度もゆった〜り山行にシニアメンバー以外のメンバーが多く参加したり、忘年山行にシニアメンバーが多く参加したりと、世代を超えた山行が実施された。来年度に向けても、日帰り山行が 30 件、☆☆以下の山行が 27 件、日帰り山行で☆☆以下の山行が 21 件と世代を考慮した山行が多く計画されている。来年度は今年度以上に世代間を超えた交流が深まることを期待している。
  3. いずれの山行においても、安全性を確保し、より良い山行とするために、TTCとして計画段階から指導を行う支援体制 に万全を期すとともに、この活動を通して特に中堅〜若手リーダー層の育成を図る。
  4. 安全登山を支える基礎体力強化、登山技術向上等は基本的に個々人の自己鍛錬、自己研鑽に依存するが、会として安全意識・知識・技術の更なる向上を目指し、『安全登山教室』を継続開催する。
  5. 近隣山岳同好会との交流活動を具体的方針の一つとして掲げ、年に数回ずつ交流山行を実施しているが、今年度は TTCとして計画した交流山行が 3 件ともキャンセルせざるを得ない状況に陥ってしまった。3 年目となる来年度はそのようなことが起きないよう留意したい。そして、交流が深まることを期待して、より多くのメンバーが参加しやすい山行計画を目指したいと考えている。
  6. 今年度は、新型コロナウィルスの影響で、山行実施について考慮せざるを得ない状況に陥っており、すでに交流山行が中止になる事態も発生している。基本的には、利用する交通機関や参加人数等を考慮し、感染が発生することのないよう、細心の注意を払うことが必要であり、それぞれの山行の CL が実施の可否を判断することになるが、並行して世話人会でもその時々の状況を検討していくことが求められる。また、公民館の利用ができないことから、総会も開けないまま新体制に移行することとなった。スムーズに移行できるよう、引継ぎを確実に行っていきたい。
  7. 今年度は、タウンニュースに TTC が紹介されたことや、HP に自由に掲載できるブログが増え、より親しみやすくなったおかげもあってか、問い合わせが増え、新規入会者も 4 名と昨年度より増えた。さらに会員枠60名を目指し、TTCの活性化のため、ホームページやその他の手段で新規メンバーの加入促進を継続する。

3.重点活動

3-1.更なる安全レベルの向上を目指して
  1. 『山行計画精度向上の取組み』を安全登山確保のための重点項目がそれぞれの山行計画において確実に織り込まれていることをチェックする。
  2. 『安全登山教室』は、講師はベテラン〜若手まで幅広く実施することによって、より充実した内容にしていく。また、更に会員の『安全登山教室』への要望に沿った内容も盛り込めるようにする。
  3. 『安全登山技術習得のための実地トレ-ニング、ワンポイントレッスン等』を技術アドバイザーと連携し実施していく。
3-2.例会・世話人会を基軸とした運営およびコミュニケーションの向上
  1. 『例会・世話人会・総会・安全登山教室』を基軸とした諸活動の展開を継続する。
  2. 個人山行については個人山行届の事前提出を奨励し、互助の精神を醸成していく。
  3. メンバー間の情報伝達手段として電子メールを活用し、デジタル写真はWebアルバムを積極的に利用する。
3-3.人材育成と次世代に向けての礎の構築
  1. 計画担当とサポータによる共同作業体制によってテクニカルスキルの向上を図ると共に、ベテラン層〜中堅層の指導のもと、実際の山行を通して経験を積み上げることによって、リーダー経験が少ない層の底上げを図る。
  2. メンバーに広くホームページやスマートデバイスの活用拡大を図ると共に、山行計画書の電子登録等による個人山行届への活用についても検討していく。