日和田山・巾着田

奥武蔵の自然と巾着田の曼珠沙華を楽しむ

計画書

実施報告

日和田山は、女性登山家の田部井淳子さんの本にたびたび出てくるので、一度訪れてみたい山だった。 西武鉄道秩父線の高麗駅から山頂まで2kmと、子供や初心者のハイカーに愛される人気の山だ。 今回はさらに2駅先の東吾野駅で下車し、10.9キロ、累積標高差登り595m、下り616mを6時間かけて歩いた。 

東吾野駅から登山口の虎秀(こしゅう)まで約30分、秋の草花を愛でながら車道を歩く。このコースを歩くハイカーは少なく、北向き地蔵までは静かな樹林帯歩きが楽しめる。登山口から杉木立を登って行くと、突然異界が現れる。 ユガテというふしぎな地名の桃源郷。 ここに住む数件の農家の方が畑の手入れをしている脇を進むと広場が現れる。ここで最初の休憩をとったのち、1時間ほどアップダウンの道を進む。 北向き地蔵までくると、かなり人が増えてくる。 昼食後は奥武蔵自然歩道の一部の道を快適に歩く。道は整備され、道標も要所にあり、道迷いの心配もない。

物見山を過ぎ、高指山を下ったところに茶店があった。 ちょとのぞくとアイスクリームが売っていて、この日は気温28度。 みんなで食べて一息ついた。 元気を取り戻し、日和田山へと進む。ハイカーがかなり増えてくる。 日和田山山頂は樹林に囲まれているため、眺望がのぞめるのはごく一部。 多くのハイカーで座る場所もないくらいだった。 ここまでは歩きやすい登山道だったが、根っこと岩がごろごろした下りになり、一同慎重に足を運ぶ。 金毘羅神社から女坂を下り、無事登山口までたどり着いたところでやっとホッとする。

巾着田公園へと足をのばす。日和田山から眺めると、巾着のように見えるので、古くからの俗称としてこの名がつけられたそう。 彼岸花の開花ピークは1週間前のお彼岸とのことだったが、 22ヘクタールもある群生地のなかの一部はまだまだ真っ赤な花が咲き誇っている場所があった。 花のなかで写真を撮り、高麗駅へと向かう。

ルート

合計距離: 11134 m
最高点の標高: 397 m
最低点の標高: 85 m
累積標高(上り): 688 m
累積標高(下り): -709 m
総所要時間: 06:18:54

山行写真