明神ヶ岳・明星ヶ岳

海抜 13mからの明星ヶ岳・明神ヶ岳 ロングコースで夏のビック山行へのトレーニングに最適!!

山行計画書

実施報告

一日中天候に恵まれました。風は、予報値より低く感じられ体感温度も思ったより寒さを感じられなかった。  
 明神ヶ岳山頂からは、箱根の外輪山と雲を頂いた富士を認めることが出来た。
 小田原駅を出発して数分で少しきつめの上り坂になったが、そこを過ぎると最初のポイント地点上水之尾用水溜池まで、ほとんどが車道であったが、長丁場を考慮してポイント地点まで我慢してゆっくり歩き、設定時間を10分オーバーして到着した。しかし、このスタートから1時間ゆっくり歩いたことが、これ以降の山行を楽にしたと思う。
 休憩後、展望のない杉、檜の植林帯の登山道を歩み、途中に朽ちたダットサンが放置されていて、ここまでどのようにして運んで来たのか不思議だった。

 ゆっくりと進み、設定時間通り塔ノ峰に到着した。塔ノ峰からは、二子山や目的地と思われる明神ヶ岳が確認された。メンバーに疲れは見られず、休憩後に出発し少し下って車道と合流し車道を15分ほど歩き、いよいよ明星ヶ岳を目指し登山道に入る。30分弱の急こう配を登り切った三叉路で休憩を取った。時々展望が開けるが、箱根竹で眺望がない道を数回の登り下りを繰り返し進み、定刻に明星ヶ岳山頂に到着。
 ここまで心臓の乱れもなく予定通りに来たが、ここで胃袋が泣き出したので昼食を摂ることにした。
 昼食後は、たおやかな明星ヶ岳山頂を明神ヶ岳に向け歩きだしたが、胃袋も元気になったせいか、次のポイントの鞍部に到着するもメンバーに疲れは見られず立ち休憩を取り、明神ヶ岳山頂への最後の登りにゆっくりと進んだ。
 段差の多い道を息を詰めずに有酸素運動を心掛け進むと、眺望が開け、丹沢や雲を頂く富士、箱根外輪山、薄い白雲を上げる大涌谷等を認めつつ山頂へ。

 山頂手前西側が、深く切り立った火口壁で箱根の生い立ちを思い浮かべてると右手から、本日の下山ルートである大雄山最乗寺からの合流点となり、数十メートルで山頂到着した。
 明神ヶ岳山頂は、気象予報の通り、幾分風が強く寒さを感じたが、記念写真を撮り一休みしてから下山に掛った。
 下山始めに、オーバーユースと雨に洗われ良く滑る赤土むき出しの深い切通し状の下山道を、腰を引きながら間隔を開け注意深く進んだ。
 途中休憩を取り、水量の少なくなった神明水を通り、登山客を運ぼうとした名残の朽ちた鉄塔を横目に、見晴らしが利かない見晴小屋で、これから荒れた下山道を下るためしっかり休憩を取った。以前、この見晴らし小屋からは、相模湾から江の島方面が一望できたらしいが、現在は杉、檜の植林樹で見晴らしが利かない。
 最乗寺目前の最後の下りが地表が流失して道が荒れており、地表にむき出しの杉の巨木の根を頼りに下山した。
 最乗寺で最後の休憩を取り、発車間際の大雄山行きの路線バスを横目に、杉林の中の整備された遊歩道を最後の頑張りでゴールの大雄山駅に到着した。 
特記事項: 長時間、長距離、累積高度約1,600mの計画山行であったが、ゆっくり有酸素登山を心掛けたことから、スタートからゴールの大雄山駅までの間、CLの出番がない、おしゃべりと笑い声が絶えない山行でした。

コース

合計距離: 23008 m
最高点の標高: 1157 m
最低点の標高: 7 m
累積標高(上り): 1651 m
累積標高(下り): -1620 m
総所要時間: 10:18:25

山行写真