鎌倉・江の島七福神巡り

2026年1月7日(水)朝、北鎌倉駅前に10名のメンバ゙が集合。北鎌倉と鶴岡八幡宮の1寺・1社を巡ったのち、小町大路通りの3寺。続いて長谷の1寺・1社に参拝。最後に江の島に移動して、江島神社弁財天に参拝する鎌倉・江ノ島七福神巡りを敢行し、今年一年の健康と家内安全を祈願した。最高気温9℃の寒い一日であったが、行動時間6時間、歩行数21,000歩の和気藹々、ゆったり歩きの8ヶ寺社七福神巡りを完了することができた。

計画書

実施報告

◆北鎌倉~鶴岡八幡宮【浄智寺(布袋尊)~旗上弁財天社(弁財天)】
最初の目的地「浄智寺」は、北鎌倉駅から徒歩10分の距離にあり、鎌倉五山第四位の臨済宗円覚寺派の禅寺。本堂(曇華殿)に祀られている本尊「木造三世佛坐像」(過去/現世/未来の願いを叶えてくれる仏様)を参拝してから(写真1)、裏庭のヤグラ(凝灰岩の洞窟)内に祀られている福徳円満の神「布袋尊」の等身大の石像(写真2)にお参りした。
鎌倉街道(県道21号)を南に約30分歩くと鶴岡八幡宮の裏口に到着する。参拝客で混み合う本殿(写真3)に参拝し、石段下の舞殿で催されていた神代神楽をしばし鑑賞した(写真4)。源氏池畔の藤棚下のベンチで昼食を摂ってから(写真5)、源氏池の小島に祀られている旗上弁天社を参拝(写真6)、源頼朝が祀った琵琶を奏でる裸弁天財像(鎌倉時代作)は鶴岡八幡宮国宝館内に展示してあるそうだ。

◆鎌倉小町大路3カ寺【宝戒寺(毘沙門天)~妙隆寺(寿老人)~本覚寺(夷尊神)】
鶴岡八幡宮の三の鳥居を左折して5分ほど歩くと右手に鎌倉時代のメイン道路「小町大路」に出会う。その丁字路から、次の目的地「天台宗宝戒寺」の参道が延び(写真7)、山門を潜った先の本堂内に案内されると、中央に本尊「子育経読地蔵大菩薩坐像」(重文)あり、その左手に七福神の一人で、勝運・来福の四天王神「毘沙門天」が勇ましい姿で鎮座していた。なお、この寺は、新田義貞によって滅ぼされた鎌倉幕府の執権北条九代の菩提を弔うため、後醍醐天皇の命により、北条氏の邸宅跡のこの地に、創建された寺だという。鐘楼を自由に撞いてよいとのことで、大半のメンバが貴重な体験をした(写真8)。この寺は萩の寺としても有名だが、まだ1月初旬だというのに、超早咲きの梅が見事に花を咲かせていた(写真9)。
小町大路を南に5分ほど進むと、次の目的地日蓮宗「妙隆寺」に着く。境内右手のお堂の中に、牡鹿に乗って扇子を持った、健康と長寿の神で、欅の一本造りの「寿老人像」が祀られていた。どちらの寺社でもそうだが、堂内の祀られている貴重な仏像は、写真撮影が禁止されている。この寺の場合、七福神巡りをする人へのサ-ビスとして、本堂の前庭に寿老人の石像が設えてあった(写真10)。さらに小町大路を南に進むと、1436年創建の日蓮宗本覚寺があり、日蓮上人の遺骨がこの寺に分骨されていることから、東身延と呼ばれて信仰を集め、壮大な本殿を構えている(写真11)。山門を潜った右手に、ユニ-クな屋根の「えびす堂」(写真12)があり、この堂内に眼光鋭い「夷尊神」(恵比寿)が祀られていた。

◆長谷界隈2ヵ所【長谷寺(大黒天)~御霊神社(福禄寿)】
江ノ電で長谷駅まで移動し、至近の高台にひときわ目立つ長谷寺に向かった。山門(写真13)を潜って石段を登り切った高台に、長谷寺のシンボルの像高9.18m・楠樹の一本造り「十一面観音立像」を本尊とする荘厳な長谷観音堂(写真14・15)に出会う。40年ほど前に鉄筋コンクリ-ト造で再築されたそうだが、堂内は、金色に輝く十一面観音立像を中心に、極楽浄土の世界をイメ-ジしたと言うだけあって、異次元の世界に迷い込んだ感を覚えた。
見晴らし台から、眼下に望む鎌倉市街と由比ガ浜海岸の景観(写真16)を楽しみながら一休みしたのち、境内の阿弥陀如来堂や千躰地蔵石像群等の名所を訪ね歩き、最後に七福神「大黒天」を祀る大黒堂をお参りした。かつてこの堂内には鎌倉最古(1412年作の銘)の大黒天像が納められていたそうだが、現在この像は、長谷寺ミュ-ジアム内に保管され、通常非公開となっているそうだ。その代わり堂内には、新たに「出世開運授け大黒天」と参拝者が自由に撫でることができる「さわり大黒天」(表紙写真)が祀られている。
次に、南隣に位置する御霊神社(写真17)を参拝し、社宝として古来から保存されてきた十種の神楽面の中に、七福神の一人で、家禄永遠の神とされる「福禄寿」の面を発見し、手を合わせた。なお、本神社は、関東平氏の始祖の一人、鎌倉権五郎景政を祀った神社で、毎年9月18日の例大祭には、ユニ-クな表情の面を被った十人衆が鎌倉市街を練り歩く「面掛行列」の奇祭が行われるそうだ。

◆江ノ電車窓風景~江の島江島神社奉安殿(弁財天)】
再度江ノ電に乗車し(写真19)、最後の目的地、江の島々内の江島神社辺津宮「奉安殿」(弁天堂)に向かった。長谷駅から江ノ島駅までの乗車時間は20分ほどだが、稲村崎を過ぎると七里ケ浜が間近に迫り、鎌倉高校前駅付近の踏切では、大勢の観光客が写真を撮る名所や海に浮かぶ江の島の景観(写真20)を4両編成の先頭車両の運転席後部に陣取って、存分に堪能することができた。
江ノ島駅で下車し、江の島弁天橋を渡って、江島神社の参道に入ると、若者を中心とした大勢の観光客で混雑する中、80歳代のシニアメンバを先頭に、石段を辺津宮まで登り切った(写真21)。江島弁財天を祀る奉安殿(写真22)に入場すると、日本三大弁財天とされる2体の江島弁財天、琵琶を抱えた裸弁財天「妙音弁財天」と劔を捧げた「八臂弁財天」(鎌倉初期作/重文)や弁財天を守る十五童子像等に手を合わせ、鎌倉・江の島七福神巡り最後の参拝を無事に済ますことができた。
江ノ島弁天橋を渡って帰路に就くころ、曇りがちだった空が晴れ渡り、茜色に染まった空に浮かぶ幻想的な富士山のシルエット(写真23)にしばし見とれ、5.5年前リニュ-アルした竜宮造りの小田急片瀬江ノ島駅(写真24)から帰途に就いた。