屋久島

黒味岳・栗生岳・宮之浦岳・永田岳を縦走し、白谷雲水峡にぬけてもののけ姫の世界を堪能してきた。

実施報告

4/28

朝一番の飛行機で羽田から鹿児島経由で屋久島に到着、タクシーで食料とガス缶を購入して、淀川登山口まで到着。このままスタートして石塚小屋でゆっくりする予定だったが、明日の天気が心配で、黒味岳に登頂してから、石塚小屋を目指すことにした。

登山道に入るとすぐに、見たこともない巨木に圧倒され、さわやかな風と清らかな川に感激しながら歩き進めた。

明日からGWなので混雑にならなければと危惧していたが、想定外に人は少なく、13時前とはいえ淀川小屋は無人。石塚小屋への分岐点になる花之江河にデポして黒味岳に登頂。途中でヤクシカに遭遇、逃げずに少しだけ一緒に歩いて道案内してくれた。

花之江河

石塚小屋への道は、マイナーなルートらしく、雨なら歩きにくい道だった。何度か丸太の橋を渡ることもあった。屋久島は土が少なく花崗岩ばかりで農地に向かない土地だそうだが、確かにぬかるみでも泥まみれということにはならなかったのは幸いだった。石塚小屋は誰もいなくて貸し切りとなり、快適に初日の夜を過ごすことができた。

4/29

下り坂の天候を意識して、石塚小屋を4時過ぎに出発。順調に進み栗生岳から宮之浦岳に向かうにつれて青空が見えるようになった。

まだ暗いうちに出発したので丸太橋はスリリング!

宮之浦岳から下り、焼野三叉路に荷物をデポし、永田岳までピストン。その後平石岩屋を経て新高塚小屋に到着した。既に雨が降ってきたこともありテントを嫌って少し早いが、予定通り新高塚小屋で2日目を終えた。夕方には満杯となり、早めの到着が幸いした。

4/30

暗いうちに出発しても縄文杉が見えないのでは意味がないからと、5時過ぎに出発。不思議な巨木たちを鑑賞しながら歩いた。ウィルソン株を見たころからすれ違いが急に増え始めて大株歩道入口に到着した時には、溢れかえる人に驚いた。 GWとしては少ないらしいが、荒川登山口からの入山者はバス6台分とのことで、楠川分れまでは、すれ違いに時間を要した。太鼓岩をくるりと回ってから、白谷雲水峡に入った。一段と苔のむす不思議な世界をゆっくり回った。渡渉も数回あったが、幸い水量が多くなく白谷雲水峡の全行程を回ることができ、3日間の山行を満喫して終えた。この山行を企画してくれた人に一同が感謝!

コース

合計距離: 31960 m
最高点の標高: 1941 m
最低点の標高: 626 m
累積標高(上り): 2889 m
累積標高(下り): -3638 m
総所要時間: 02:38:32

山行写真