小田原七福神

毎年恒例の七福神巡りもこの二年コロナ禍の影響により中止になっていましたが久々に実施。今回は小田原城を中心に発展してきた小田原市街の七福神を祀る寺社を訪ねました。前日に降り積もった雪が凍てついて冷え込みの厳しい日でしたが晴天に恵まれ風もなく最良の日和でした。

計画書

実施報告

1月7日(金)9時30分、小田急線足柄駅に16名が集合、駅から近い毘沙門天を祀る潮音寺が最初の参拝。陽影の道は雪が凍って足を取られそう。七福神の幟旗が並ぶ参道の石段を上がると見晴らしの良い境内のお堂の中に毘沙門天様はギロリと目を剥いて立っておられた。「開運厄除け、財宝を呼ぶ」神様です。あやかりたいと無言でお参りする。時間が早かったのか他に参拝者は見なかった。

最初に訪れた七福神「潮音寺の毘沙門天」
潮音寺本堂前で記念撮影。
潮音寺境内には昨日降った雪が、まだ一面に残っていた。
小田原駅西口広場に立つ戦国大名小田原北条氏の開祖「北条早雲」の銅像に見送られて、満願弁財天を祀る福泉寺に向かう。

来た道を足柄駅に戻り小田原駅まで電車に乗る。駅でNさんを迎え今日の参加者は男7名、女10名、駅の西口に出ると駅前に北條早雲公の騎馬像が見え横に見ながら福泉寺へ向かう。「智慧を授かる、富と開運の神」満願弁財天は美形であるとのことだが?本宮は江の島とある。数ある弁財天の中でも少しばかり格が上らしい。

鳳巣院参拝後、人影のない城山公園で陽当たりの良い石垣に腰を下ろし昼食を摂る。男性4人は「海と城が見える丘」に席を取り食事をする。公園の中は雪が残っていてテーブルや椅子も濡れていた。

福泉寺に祀られている満願弁財天に参拝。
七福神3か所目「寿老人」を祀る鳳巣院。
陽だまりの城山公園で、相模湾の大海原を眺めながら、ゆったり昼食を楽しむ。
城山公園・「海と城の見える丘」から。小田原城天守閣の先に、穏やかな初春の海、空の青さと海の青さが重なって境界がハッキリしない。
北条氏は、豊臣秀吉との合戦に備え、天正18年(1590)までに小田原城とその城下を囲う周囲約9kmにも及ぶ大規模な空堀と土塁を築いたという。現存する数少ない大堀切「小峯御鐘ノ台大堀切」を辿った。
福徳円満を授かる大願成就の神:大黒尊天を祀る蓮船寺は空堀の近くにあった。
近年発掘整備された三の丸外郭新堀土塁は相模湾・箱根連山を見渡せる絶景ポイント。ここから急坂を海岸近くまで下る。

大黒天から急な坂道が国道1号線早川口付近まで続く。平坦になってまもなく恵比須様を祀る報身寺へ到着一息つきたいと思ったところだったのでナイスタイミングだった。

本日五番目の七福神の寺:報身寺。恵比須様を祀る
商売繁盛をもたらす清廉な神:恵比須様

6番目の大蓮寺と7番目の円福寺は互いに5分以内の距離である小田原城が近いので寺や旧家が多くお屋敷町の様だ。七福神は7番で終了なのだがプラスワンで地元在住の会員のAさんがお勧めの「妙泉寺」を参拝。 小田原城址公園で休憩を取り報徳二宮神社を参拝して本日の行程を無事終了。小田原駅で解散となる。

福禄寿を祀る大蓮寺
水掛布袋尊を祀る醫王山 圓福寺
おまけで立ち寄った妙泉寺:境内に七福神がまとめて祀られており、この寺だけで一遍に七福神が参拝できる。
何事もなく19000歩を完歩できた!お堀のカモを見てホッとした気分になる。
財運と智慧、出世を授かる神:福禄寿
布袋尊は、福々しい耳と笑顔、そして世の中の清濁を併せ飲む大きなお腹をしています。福寿、財宝をもたらす神だそうです
「報徳二宮神社」数々の偉業を残した小田原出身の偉人、二宮金治郎を祀る神社に立ち寄る。
お化粧直しが済んだ小田原城天守閣前広場で、最後の小休止。