棒ノ折山

ちょっとした沢歩き気分を味わいながら登り、広々とした山頂で展望を楽しむ。

計画書

実施報告

白谷沢登山口は、晩秋の紅葉に染まった名栗湖のほとりにあり、この景観をしばし眺め、野鳥のさえずりを聞きながら気持ちよく登り始めることができた(登山口には何故か「車は通行できません」の注意書きがありました)。

30分ほど登ると、今回の山行のハイライトでもある沢沿いの登山道となった。落ち葉で踏み跡が不明瞭なところもあったが、三点支持が必要な鎖場も眼前に現れ、渡渉を繰り返しながら、沢登りのような感覚で岩場歩きを楽しむことができた。

一旦、登山道が途切れて林道を横切り、ふと見上げると見事な急登もあり、「ゆっくりお願いしますね」との掛け声のもと、世間話に花を咲かせながら、ふかふかの落ち葉を一歩一歩踏みしめて登った(2、3回、天気の話をすると、そのたびに雨がぽつぽつ降りだしたので、お天気の話はしないようにした(偶然?天気の神様っているの?))。


 山頂には計画よりも相当早く到着したため、隣の「槙ノ尾山」まで足を延ばし、ランチタイムの時間調整をした。棒ノ折山の山頂は、秩父の山々が一望でき、四阿(あずまや)やベンチがあって多くの登山者でにぎわっていた。食事休憩の後、木の根の多い山道を慎重に下り、午後2時には駐車場のある「さわらびの湯」に戻ることができた。

※ 今回の山行の実施に当たり、悪い方向に向かっている天候が気になっていたが、天気予報以上の雨は降らず、山頂からの眺望や晩秋の紅葉、そして駐車場では八分咲きの冬桜も見ることができたことはラッキーだった。

※ 比較的標高差が少なく、歩行距離は短いものの、バリエーションに富んだ山登りが楽しめ、少し山歩きに慣れた人が登るにはうってつけの山であると思った。

ルート

合計距離: 9914 m
最高点の標高: 977 m
最低点の標高: 227 m
累積標高(上り): 990 m
累積標高(下り): -1075 m
総所要時間: 06:08:41

山行写真