三浦 岩礁の道

三浦半島の先端部の海岸沿いを歩くコースで、浦賀水道や房総半島を眺め、磯遊びを楽しみながらのハイキング。
山では、味わえない岩場歩きを奇岩、絶景を楽しみながらゆっくり、のんびり歩く。

計画書

実施報告

三浦海岸駅に定刻に全員揃い、久し振りのメンバーに挨拶を交わしながら予定のバスに乗り込む。
青々と広がるキャベツ畑の真ん中でバスを降り、山行をスタート。30分ほど歩くと間口漁港から海岸線に出て神奈川景勝50選のひとつである剱崎に出る。ここからは、正に「岩礁のみち」だが歩き易く海伝いのご機嫌の散歩道が続く。
 日差しが少し強すぎるほどの快晴であったが、波は穏やかで房総半島や東京湾を航行する貨物船や漁船、帯状に侵食された美しい海岸線などを眺めながらのんびりと潮の香に包まれながら気持ちよく歩く。陸側には侵食された断崖が続き、中でも毘沙門洞窟や追われた泥棒がその高さ(30m)に足がすくみ、お縄になったという逸話が残る盗人狩(ぬすっとがり)などの奇勝地が楽しませてくれる。
 2000万年前に太平洋の海底に降り積もった堆積物が太平洋プレートにのって移動し大陸プレートの下に沈み込む際堆積物は剥離して積み上がり約50万年前には海面上まで隆起し、三浦半島や房総半島のもととなったと云われているが、幾重にもなっている地層がしゅう曲したり斜めになったりして露出しているこの海岸線は、地質マニアでなくても妙に納得し、地球の営みを垣間見る思いであった。
 幾つもの標高3000m級の岩稜帯を踏破して来たTTCの熟練メンバー達が今日は、海抜2mの岩礁帯を懸命に歩いている様は、なんとなく、可笑しな感がありましたが終始、和やかで全員、笑顔で宮川町BSにゴールインした。計画通りに三浦海岸駅にて解散となり、一部の人は、「まん防解除」であり、反省会ののち、帰路についた。
天候にも恵まれましたが参加メンバーのご協力により、コロナ禍にあって久方振りに楽しい山行ができました。 ご協力ありがとうございました。

ルート

合計距離: 11613 m
最高点の標高: 50 m
最低点の標高: 1 m
累積標高(上り): 658 m
累積標高(下り): -675 m
総所要時間: 04:59:09

山行写真